神田や水道橋などに4店舗を展開する自家焙煎の珈琲店「豆香房」。代表の田村保之さんは店に立つ代わりに、神保町の事務所兼工場で朝から晩まで豆を煎り続けています。1日50〜60kg、月に約1トン。朝・昼・午後で豆が替わる「日替りコーヒー」の舞台裏を、フォトグラファーのELLIさんが取材しました。(『本の街』2026年1月号「フォトグラファーELLIの街探訪」第8回)

「何歳ごろまで続けられますか」「永遠にだよ」
――豆香房代表・田村保之さん
「神保町界隈が未知の世界だった」というフォトグラファーのELLIさんの探訪記、第8回。神田や水道橋などに4店舗の珈琲喫茶を展開する豆香房の代表、田村保之さんを取材しました。
ひたすら良い珈琲豆を求めて
お店のこと――4店舗の豆を煎る工場
今では4店舗を経営する田村氏。しかし店に立つ代わりに、ひたすら神保町の事務所兼工場で、朝から晩までコーヒー豆を煎り続けているのだ。4店舗分のコーヒーは1日に50-60kg、月におよそ1トンにもなると言う。



看板メニュー――朝・昼・午後で替わる日替りコーヒー
ローストした豆は毎日4つの店舗へ。30〜40種類の豆を、日替わりどころか毎日朝・昼・午後と替えて「日替りコーヒー」として出しています。好みの豆が決まっている客にはそのコーヒーを。安くいろいろな味が楽しめる日替りコーヒーを目当てに、毎日通う人も多いそうです。



店主のこと――ガレージから始まった焙煎
杉並の自宅のガレージでコーヒー豆を煎り始めたのが40歳になるころだった。それから目白で開業しコーヒーにこだわり続け、40歳過ぎから神田で豆香房を始める。以来30年余り、最高のコーヒー豆を求めて世界をめぐってきた。
年に1回は中米やアフリカ、アジアの農園を回り、栽培の方針や木の手入れ、育ち具合を自分の目で見て豆を選んできました。7年前からは娘の美奈子さんが父の会社を手伝い、出張のときには窯の番を任されています。
お店データ
自家焙煎カフェ 豆香房
神保町本店 東京都千代田区神田神保町1-39-9
電話 03-3518-4123
ほかに神田錦町店・水道橋店・神田西口店
最寄駅 神保町駅(神保町本店)
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※住所・電話・定休日は『本の街』加盟店一覧(2026年9月号)より。営業時間などは変わることがあります。お出かけ前にお店にご確認ください。
フォトグラファーELLIの街探訪 連載一覧
▶連載ページで全回の一覧と、ELLIさんが訪ねた店の地図を見る
第1回 ランチョン
第2回 アディロンダック・カフェ
第3回 はせ部
第4回 銘茶豊田園&蕎麦処大宣
第5回 @ワンダーJG
第6回 ブックハウスカフェ
第7回 喫茶穂高
第8回 豆香房(この記事)
第9回 萬羽軒
第10回 浅野屋
第11回 山形屋紙店
第12回 喫茶プペ
第13回 お茶の水ホテル昇龍館
第14回 神田淡平
第15回 大喜靴店
第16回 さかいやスポーツ
第17回 富士レコード社
伊藤恵理(いとう・えり/ELLI)
フォトグラファー。『本の街』で「フォトグラファーELLIの街探訪」を連載し、神田・御茶ノ水・神保町の店を毎月訪ね歩いている。
この記事は、神田・御茶ノ水・神保町の地域交流サロン誌『本の街』2026年1月号(Vol.9)掲載「フォトグラファーELLIの街探訪」第8回(写真と文・伊藤恵理)のご紹介です。
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『本の街』は1980年創刊。神保町の書店・出版社・喫茶店・ギャラリーとともに、本の街の今を毎月お届けしています。

