創業56年、フランス人形が迎える神田錦町の喫茶店――「喫茶プペ」と特製カレーの物語【ELLIの街探訪 第12回】

フォトグラファーELLIの街探訪(12)喫茶プペ

神田錦町で昭和45年から続く喫茶「プペ」。店名はフランス語の人形(PouPée)から。初代が有名レストランのシェフから譲り受けた特製カレーと、3代目店長が守りつづける昭和の空間を、フォトグラファーELLIさんが訪ねました。(『本の街』2026年5月号「街探訪」第十二回)

昭和感が懐かしい店内
昭和感が懐かしい店内(写真・伊藤恵理、以下同)

店名の「プペ」は、フランス語のPouPée(プペ=人形)から。その由来を、記事はこう伝えています。

元々 原氏の祖母が始めた菓子パンなどを売る店を1970年(昭和45年)に、伯母姉妹が喫茶店として創業。若い姉妹らしく人形が飾ってあり、フランス語でPouPée(プペ=人形)が店名の由来だそうだ。美人姉妹の切り盛りは評判を呼び、大繁盛したが結婚のため、原氏の父上が後を引き継ぐ事になった。

外観も昭和の味わいがある
外観も昭和の味わいがある

現在の店長・原直樹さんは3代目。建築設計デザインの仕事から店を継ぎ、小学校のPTA会長や町会役員も務める、地域に信頼される存在です。

3代目店長の原直樹さん
3代目店長の原直樹さん

名物は、初代が当時の有名レストランのシェフからレシピを譲り受けたという本格欧風の特製カレー。ガーリックのきいた塩バターテイストのオリジナルスパゲティ「ミラネーズ」も、やみつきになるファンを増やしています。

大人気の特製カレーライス
大人気の特製カレーライス
名物スパゲッティミラネーゼ
名物スパゲッティミラネーゼ

そして、この店が半世紀守ってきたのは味だけではありません。

創業時から守ってきたものは味だけではない。喫茶店として愛煙家も受け入れている。ランチタイムは禁煙だが、2階席で開放しており、人気のようだ。

ランチタイム喫煙可の2階席
ランチタイム喫煙可の2階席

2020年のコロナ禍では廃業の危機もありましたが、多くの常連客が通い続けたことで乗り越えたそうです。昭和の面影が残る店内、外観、そして変わらぬ一皿。記事全文と写真は、5月号PDFでご覧いただけます。

喫茶プペ
東京都千代田区神田錦町3-13-11
電話 03-3295-9746
創業 1970年(昭和45年)/日曜・祝日定休
最寄駅 東京メトロ竹橋駅、神保町駅

▶お店のページ(地図・関連記事)

フォトグラファーELLIの街探訪 連載一覧

第1回 ランチョン
第2回 アディロンダック・カフェ
第3回 はせ部
第4回 銘茶豊田園&蕎麦処大宣
第5回 @ワンダーJG
第6回 ブックハウスカフェ
第7回 喫茶穂高
第8回 豆香房
第9回 萬羽軒
第10回 浅野屋
第11回 山形屋紙店
第12回 喫茶プペ(この記事)
第13回 お茶の水ホテル昇龍館
第14回 神田淡平
第15回 大喜靴店
第16回 さかいやスポーツ
第17回 富士レコード社
▶連載ページで全回の一覧と、ELLIさんが訪ねた店の地図を見る

伊藤恵理(いとう・えり/ELLI)
フォトグラファー。『本の街』で「フォトグラファーELLIの街探訪」を連載し、神田・御茶ノ水・神保町の店を毎月訪ね歩いている。


この記事は、神田・御茶ノ水・神保町の地域交流サロン誌『本の街』2026年5月号(Vol.13)掲載「フォトグラファーELLIの街探訪」(写真と文・伊藤恵理)のご紹介です。

▶【バックナンバー】『本の街』2026年5月号PDFはこちら

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この記事を書いた人

神田・御茶ノ水・神保町の地域交流サロン誌『本の街』編集部。1980年創刊。毎月10日発行、加盟店を中心に60か所以上で無料配布しています。

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