お茶の水の老舗ホテル「昇龍館」は1950年創業。かつて手塚治虫も訪れました。朝食会場は昼から「Jazzオリンパス」に変わり、名物の赤いチキンカレーとレコードのジャズを求めて常連客が集まります。3代目オーナー・小林大介さんに案内していただきました。(『本の街』2026年6月号「街探訪」第十三回)

「昇龍館別館」として1950年創業。1964年に4階建て鉄筋コンクリートに建て替え1973年には増築、屋号を「東京ファミリーホテル」に改める。

4人兄弟の長男である大介さんは、サラリーマン経験の後、2000年から父の元でホテル経営を学びました。2009年には骨組みを半分残して全館改装。和モダンのホテルとして、名前も「昇龍館」に戻し、再スタートを切っています。

平日はビジネス利用のリピーターが多く、土日は東京ドームや武道館のイベントに合わせて泊まるレジャー客が多いそう。常連の方がチェックアウト時に「行ってきます」と帰られるのが何より嬉しい、と小林さんは語ります。
「継いでから仕事を休んだのは数日あるかどうか」と言うほど仕事好きで、毎日お客様を丁重にお迎えし続けている。


宿泊者には、茨城県産直こしひかりの炊き立てご飯と味噌汁、選べる玉子料理が好評の和朝食を無料サービス。温泉気分で入れる大浴場があり、入浴後はマッサージチェアでくつろげます。
そして、この宿のもうひとつの顔が朝食会場です。
朝食会場は昼からは「Jazzオリンパス」として営業。名物のスパイシーな「赤いチキンカレー」はインドカレー風の本格的な美味しさで、ファンが多い。



ジャズの銘盤を次々とレコードプレイヤーで聴かせてくれ、カレーと共に心地よいジャズを楽しむ常連客がひっきりなしにやってくる――そんな落ち着いた大人の空間です。記事全文と写真は、6月号PDFでご覧いただけます。
お茶の水ホテル昇龍館/Jazzオリンパス
東京都千代田区神田小川町3-24
電話 03-3293-3001
創業 1950年(「昇龍館別館」として)
最寄駅 都営新宿線・小川町駅、東京メトロ淡路町駅・新御茶ノ水駅、JR御茶ノ水駅
※「Jazzオリンパス」の営業時間はお店にご確認ください
フォトグラファーELLIの街探訪 連載一覧
第1回 ランチョン
第2回 アディロンダック・カフェ
第3回 はせ部
第4回 銘茶豊田園&蕎麦処大宣
第5回 @ワンダーJG
第6回 ブックハウスカフェ
第7回 喫茶穂高
第8回 豆香房
第9回 萬羽軒
第10回 浅野屋
第11回 山形屋紙店
第12回 喫茶プペ
第13回 お茶の水ホテル昇龍館(この記事)
第14回 神田淡平
第15回 大喜靴店
第16回 さかいやスポーツ
第17回 富士レコード社
▶連載ページで全回の一覧と、ELLIさんが訪ねた店の地図を見る
伊藤恵理(いとう・えり/ELLI)
フォトグラファー。『本の街』で「フォトグラファーELLIの街探訪」を連載し、神田・御茶ノ水・神保町の店を毎月訪ね歩いている。
この記事は、神田・御茶ノ水・神保町の地域交流サロン誌『本の街』2026年6月号(Vol.14)掲載「フォトグラファーELLIの街探訪」(写真と文・伊藤恵理)のご紹介です。
▶【バックナンバー】『本の街』2026年6月号PDFはこちら
『本の街』は1980年創刊。神保町の書店・出版社・喫茶店・ギャラリーとともに、本の街の今を毎月お届けしています。

