来年で創業75周年を迎える神田の老舗靴店「大喜靴店」。靴屋に生まれたオーナーの北城照二郎さんは、仏・伊・米製のこだわりの靴からスニーカーまでを揃え、お客さん一人ひとりの足に合う靴選びを手伝っています。フォトグラファーのELLIさんが取材しました。(『本の街』2026年8月号「フォトグラファーELLIの街探訪」第15回)

「靴は見た目に関心が集まるが、履く人が触れるのは靴の中だからね」
――オーナー・北城照二郎さん
ELLIさんが神田・神保町の店を訪ねる連載、15回目は「神田 大喜靴店」。本物の靴へのこだわりを持ちながら、若い人向けの手ごろな靴やスニーカーまで幅広く扱う店です。
神田のダンディズムを支える靴店
お店のこと――多ジャンルの靴がそろう老舗

日本に靴が入ってきて昨年で150年。まだまだ歴史が浅い中、来年で創業75周年を迎える神田「大喜靴店」は、れっきとした老舗靴店だ。



足に合う靴の選び方
足の形の癖は一人ひとり異なる。自分に合った靴を見つけることで足の健康、身体の健康を維持できる。「古代エジプトから使われていた革こそ、人間の身体と親和性が高い」と語る。
靴の使い方も重要だ。「足は1日80cc汗かくんですよ」。その汗が染みこんだ靴を乾かすには、翌日また同じ靴を履かず、1日は休ませた方が良いと言う。理想は週に3-4足を履き分けること。




店主のこと――北城照二郎さん
北城さんが8歳のときに創業者の父が早逝。その後、母が切り盛りしてきた店を継ぎました。生まれ育ち、今も暮らす猿楽町の自宅は、子どもの頃から靴職人が働く工房でもあったそうです。
自らが職人ではないが、靴づくり、また靴の修理や調整を見て育ってきたからこそ、北城氏はお客様の足に合わせた靴選びを的確にアドバイスできるのだ。

妻の順子さんをはじめ4人のスタッフに「感謝してもしきれない」と北城さん。「地元の町会活動などで僕が不在の時も、安心して任せられる」と話します。
お店データ
神田 大喜靴店
東京都千代田区神田小川町1-1
電話 03-3292-0704
定休日 日曜
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※住所・電話・定休日は『本の街』加盟店一覧(2026年10月号)より。お出かけ前にお店にご確認ください。
フォトグラファーELLIの街探訪 連載一覧
第1回 ランチョン
第2回 アディロンダック・カフェ
第3回 はせ部
第4回 銘茶豊田園&蕎麦処大宣
第5回 @ワンダーJG
第6回 ブックハウスカフェ
第7回 喫茶穂高
第8回 豆香房
第9回 萬羽軒
第10回 浅野屋
第11回 山形屋紙店
第12回 喫茶プペ
第13回 お茶の水ホテル昇龍館
第14回 神田淡平
第15回 大喜靴店(この記事)
第16回 さかいやスポーツ
第17回 富士レコード社
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伊藤恵理(いとう・えり/ELLI)
フォトグラファー。『本の街』で「フォトグラファーELLIの街探訪」を連載し、神田・御茶ノ水・神保町の店を毎月訪ね歩いている。
この記事は、神田・御茶ノ水・神保町の地域交流サロン誌『本の街』2026年8月号掲載「フォトグラファーELLIの街探訪」第15回(写真と文・伊藤恵理)のご紹介です。
『本の街』は1980年創刊。神保町の書店・出版社・喫茶店・ギャラリーとともに、本の街の今を毎月お届けしています。

